タイ・ミャンマー国境地帯支援活動(その6)

タイ・ミャンマー国境地帯支援活動(その6)

【一般寄付活動報告・移民/避難民学校】
メンバーが今月訪問したもう一つの移民学校の様子と支援内容をご共有します。
こちらの移民学校では、クーデター前都市部のビジネススクールでインストラクターを務めていた若い先生が、クーデター後学校に行けず学ぶ機会を失った子供たちを、「なんとか字が読めるようになって欲しい。字が読めなければ、健康面や安全面の確保に必要な情報を得ることが出来ない。大人の事情で子供たちの未来を犠牲にしてはならない。」という思いで自力で教室を作り、ボランティアで、国語、算数、英語を教えています。子供たちは厳しい環境の中、勉強に励んでいます。当会から子供たちのために継続的に何度か支援しているが、先生の生活は厳しいままです。
日本の皆様のご支援により、子供たちが本が読める図書コーナーの設置や、これまで雨漏りで勉強出来なかった校舎(小屋)も頑丈な校舎に生まれ変わり、また、小屋の増設など雨季でも勉強できるようにしました。感謝申し上げます。
今回のメンバーの4度目の訪問時で印象に残った光景の一つに、授業前に瞑想をしていた先生と子供たちの姿があります。苦しみや悲しみを自力で乗り越えるために、様々な背景を持つ子供たち皆で瞑想をし心を整えています。
日本では考えられないような過酷な環境の中、強く逞しく前向きに生きるために小さな子供たちも瞑想をして堪えなければならない現状とその姿は、訪問した共同代表の大槻の目には印象深く映り、悔しさと申し訳なさで涙を隠せなかったと言います。
子供たちの将来の夢を聞いてみたところ、学校の先生、サッカー選手、歌手、と言います。目がキラキラで元気いっぱいの子供たちの夢を、大人たちの権力の争いやくだらないことでつぶされることなく、実現してほしいです。今回の訪問時では2万バーツ(約10万円)支援させていただきました。
普段あまりお菓子を買えない子供たちに、少しでも喜ばせたいという思いで、支援額とは別でメンバーから預かった寄付金で子供たちが大好きなドリンクやクッキー、ボールなどを購入し配りました。笑顔いっぱいでクッキーを食べる子供たちの純粋な笑顔に、メンバーも心が癒され励まされた気がします。
★メンバーがインタビューした校長先生の話
「生徒数が増えたが日本からの支援で校舎の増設ができて本当に有り難い。前より広く明るい部屋で雨季でも勉強できるようになりました。子供の未来を救いたい。」との話がありました。
ボランティアで活動する我々に大きな支援活動は出来ないかもしれませんが、明るい未来に少しでも繋がればという思いで、今後もこのような支援を続けていきたいと思います。日本の皆様の温かいご支援により、このような活動が出来、ミャンマーの子供たちの未来があります。
引き続き、できる範囲でのご協力をいただけますと幸いです。よろしくお願い致します。
◼️一般社団法人ミャンマーの平和を創る会(チィチィキンキン)
・公式HP
・お問い合わせ先kagayakumirai0813@gmail.com
                   
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