5月25日(日)、「一般社団法人ミャンマーの平和を創る会（チィチィキンキン）」は、JICA地球ひろばにてオンラインと対面ハイブリッド形式で下記の3つのテーマで報告会を行いました。

主なテーマ

⑴2024年度活動報告&2025年度活動計画
⑵国境沿い避難民と地震被災者の状況
⑶今後の活動

2024年度は、ザガイン管区、マグェ管区、マンダレー管区、エヤワディ管区、バゴー管区、カチン州、カレンニ州、カレン州、チン州、モン州、ラカイン州、シャン州、タイ国境沿い、インド国境沿いにおいて、空爆や戦闘から逃れた避難民や子供たちに対して、食糧・教育支援の他、水や衛生保健に関する支援、雨具の支援、仮住まい用のテントの支援などを行いました。2024年度(2023年4月〜2024年3月まで)の支援総額は、5,470,842円となります。

ミャンマーの人々に心を寄り添ってくださった皆様、本当にありがとうございました。ミャンマーが一番苦しい時に手を差し伸べていただけたことに感謝の気持ちでいっぱいです。皆様の温かい応援が避難民の命と子供たちの未来に繋がれています。現地より日本の皆様に対する感謝のメッセージが次々と届いています(2025年度は、地震被災者支援のためのクラウドファンディングの実施もあり、想定支援額は1,500万円を超える見込みです)
今回の報告会では、インド側に逃れた避難民支援のために今年2月に現地入りした仲間からも活動の報告があり、また、地震被災地の現地スタッフや被災者の声なども共有させていただきました。

被災地からは、
①地震で地下の排水口や排水管が破損し、水不足が深刻化している。エリアによっては濁った水しか出なくなり衛生面を懸念している。
②停電に気温も30度超えで被災者の健康面が非常に心配である。
③ネットが繋がらないため、活動状況や支援ニーズをタイムリーに共有することが出来ない。
④雨量が多い日もあり、ちゃんとした避難所が欲しい。テントで雨漏りして朝まで寝れない。　
⑤海外からの支援は、支援を必要としている人々に確実に届くルートで支援してほしい
などの声が届いています。
今後も、当会は現地民間団体やボランティアスタッフと連携しながら、支援が行き届きにくいエリアを含め、全土に渡り支援物資をお届けして参ります。

今後の活動として、
1)避難民や被災者支援のための雨具の募集
※5月中にプロジェクト開始
2)チィチィキンキン(CCKK)奨学金制度の導入(GED試験を合格した3名の学生に対し、大学4年分の学費を付与) ※6月より開始
3)技能実習生・留学生の無料お悩み相談会の開催
※7月より開始(月に一回)
を考えています。

報告会当日悪天候の中、会場に足を運んでくださった皆様、オンライン参加をいただきました皆様、本当にありがとうございました。皆様がミャンマーのことを忘れず、出来る形で心を寄り添ってくださっていることが我々メンバーにとって大変励みとなっており、改めて、深く感謝申し上げます。
今後も、ミャンマーが平和になるまで諦めず、人道支援、医療支援と教育支援に取り組んで参ります。小さな団体ではありますが引き続き、温かい応援とご協力をいただけますと有り難いです。どうか、お力添えをよろしくお願い致します。

一般社団法人ミャンマーの平和を創る会（チィチィキンキン）
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