【国境沿い支援 Part4】

【国境沿い支援 Part4】

【国境沿い支援 Part4】

今回の訪問では当会が企画し制作が始まったドキュメンタリー作品の、主人公女性が教えている教室にも行きました。校舎はなく、子供たちは避難民が住む集合住宅の一角で勉強していました。

二つの授業を観察しましたが一つ目の授業では「季節」をテーマに子供一人一人が季節ごとの特徴を英語を交えながら、先生の質問に答えていました。また、同じ先生が教えるもう一つの授業では、自分が好きな植物について調べて発表するという内容でしたが、子供たちは積極的に手を上げ事前に調べたことを堂々と発表していました。

クーデター前、大都会のビジネススクールで顧客サービスの講師を務めた女性が、クーデター後森の中で逃げ回りながら行き先行き先の避難キャンプで子供たちにボランティアで勉強を教えるという主人公女性の心優しさと意思の強さに、我々メンバーにも学ぶものがありました。

ドキュメンタリーの中でも語られましたように、子供たちはコロナとクーデターの影響で4年以上学ぶ機会を失っています。「この状況をなんとかしなければ、子供たちは字が読めなくなる。字が読めなければ健康に関する知識や身を守るための大事な情報を知ることが出来ない。そして子供の明るい未来が奪われてしまう」など、日々過酷な生活の中でも自分のことより子供たちの未来、母国の未来を最優先で考え行動するミャンマーの若者たちのこうした取り組みに、日本にいる私たちが手を差し伸べていくことが大事なのではと、感じます。

国境沿いに逃れた子供たちは、電気が通らない、衛生状態が決して良いとは言えない場所で苦境にも負けず、勉強しています。

この日は主人公女性から、子供たちのために図書のコーナー(小屋)を作りたいという要望があったため、大きな金額ではないが当会から図書コーナー作りに必要な材料調達のため寄付させていただきました。子供たちが今後好きなだけ本が読めるという喜びを味わいながら未来に繋がっていくことをとっても楽しみにしたいと思います。今後も当会は出来る範囲で教育支援に力を入れてまいります。

どうか、子供たち皆の未来が開かれますように。。。

                   
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