【国境沿い支援 Part5】

【国境沿い支援 Part5】

【国境沿い支援 Part5】

国境沿いにあるこちらの避難民学校については当会のホームページ等々で何度か紹介させていただいておりますが、8月訪問時に校長先生からの「入学を希望されているが資金不足でまだ受け入れられず待機している子供が400名前後いる」というお言葉を聞き、前回の訪問時よりも待機する子供の数が一気に増え、子供たちの教育事情がより一層深刻化しといることが伺えました。

「学校には毎日のように様々な事情を抱えた子供たちがやってきますが、毎日、受け入れを断らざるを得ないのが一番辛い」と、校長先生は悔しさともどかしさを滲ませながら話してくれました。既に生徒数は1,000人を超え、教員の一部はボランティアで成り立っています。

動画で映る子供たちは一見普通の子供に見えますが、一人ずつのエピソードを聞きますと戦闘や空爆の影響で母国で生き残ることが出来ず、中には兄弟を亡くし、親を亡くし、帰る場所がなく、頼れる人がいない、この先どうしたら良いのかわからない子供たちが大勢います。

訪問したメンバーがインタビューした小学生二人の母親は、「主人が昨年戦闘で命を落とし息子2人を連れてここまでなんとか逃げてきた。家族4人で国内の山奥で半年以上暮らし逃げ回っていた。今子供たちには父親がいなく、とっても辛い。子供たちの将来のことを考えるととっても不安になる」と、涙を流しながら話してくれました。

また、もう一人の高校生は、「ミャンマーで一緒に住んでいた母と叔母が刑務所に入れられ16年の判決が言い渡されている。弟と二人で逃げて来たが、この場所にたどり着く前にジャングルの中で武装勢力の軍事訓練に参加して、なんとか住む場所を確保してもらえた(軍事訓練に参加しないと住む場所は提供されない)。クーデター後から頼れる人が一人もいない状況に陥り、自殺まではかってしまった。今は弟を守るために頑張りたい。弟には自分しかいない」と、顔を真っ赤にして涙をこぼしながら話してくれました。

インタビューをしたメンバーも、言葉に言い表せない程の子供たちの現状に胸が痛みました。

こちらの学校に限らず、国境沿いには助けを求めているミャンマーの子供たちが数万人います。こちらの学校の校長先生は学校運営をしながらも、土日は休まず避難民キャンプへの食糧支援を行っています。メンバーがみてきた実態は、日本では想像できない程の過酷さです。

是非、待機している子供たちを受け入れられるように、皆様暖かい応援をお願い致します。ミャンマーから逃れたこうした子供たちの「未来を繋ぐ」ために、避難民学校と直接やりとりをしながら、支援活動を行っています。子供たちの給食費だけでも大きな助けになります。

子供たちのために寄付をご希望される方は、下記のアドレスまでお気軽にお問い合わせください。

◾️お問い合わせ先
Email:kagayakumirai0813@gmail.com
よろしくお願い致します。

                   
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